AI時代の思考方法を考える

現在AI社会にて、AIにはできない発想法を考えてみる

中野の街は面白い

中野のもつ地域資源

地域には、見える「地域」としての顕在力と、見えない「文化」としての潜在力を持っています。これらを「融合」することにより、ユニークな個性として認められれば、地域を取り巻く人々(家族や友人)や地域を訪れる訪問者に、直接的/間接的にその魅力を伝える事ができるでしょう。とはいえ、訴求先は祭事/催事であっても、実質的には、興味ある人々を商店街や商業施設に誘引しなければ、その地域の活性化にはつながりません。

ここには街づくりの「英知」が結集することから、その開発は自治体のみでできるものではありません。「街づくり」に参加する人々の創造力や発想力は素晴らしいものがあります。その意味で、地域の商店街や住民などにより民間で立ち上げ、行政が支援する「観光協会」のような組織で実現させることが、解決方法のひとつといえるでしょう。

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戦略モデルとして、地域資源を集め一気に噴出させる「火山モデル」を考えてみました。大切なのは噴出したマグマにより、新たな地表を地域資源として、循環させることにあるのではないかと思います。

 

中野の地域戦略を考える

中野は、古くからある宿場町ですが、2013年4月には三つの大学が開校、さらに、JR中野駅 北口の再開発事業の一環となるオフィスビルが、2013年 5月に開業、現在も急速な発展を遂げています。一方で、中野は秋葉原と並ぶ日本のサブカルチャー発祥地でもあり、またおいしい日本のフードカルチャーを楽しむ場所として、数多くの外国人観光客が訪れます。

観光協会による、地域紙媒体やWebガイダンス、沿線全体を見据えたポイントカードなどの地域通貨、広域を移動する地域交通、産官学による新たな産業開発、地域の安全・安心をもたらす地域警護など、インテグレータとしての役割を担う組織の立ち上げは意義深いものがあります。

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個性を生み出すアニメ/マンガ/音楽などの芸術性、混み入った飲食店街で迷う非日常性、歴史観に造詣の深い人々の知的感覚など、目には見えない価値で繋げることが重要です。癒しの文化と食文化の融合に加えて、中野には古さと新しさが共存する不思議な魅力があります。 中野はこれからも新しい文化の街として発展し続けるでしょう。

 

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